2015年5月5日火曜日

ハウジングセンターを回り思ったこと(人乾か天乾編)

2回にわたり構造に関して書いてみました。
今回は乾燥方法に関して触れていきたいと思います。
まずは人工乾燥からいきたいと思います。
人工乾燥は、100℃以上の乾燥室に材料を入れて乾燥させます。
そうすることにより早く気に含まれる水分を抜くことができます。
ただ人工乾燥をすると木口の部分が焼けるということです。
これは実際に見ないとわからない部分です。
しかしながらこれに関しては乾燥させた後プレカットをする際には
その部分はきれいになっているので特に問題はありません。
含水率は17%以下にしているので乾燥という点ではいいと思います。
天然乾燥は製材をして1年以上乾燥させなければならないので時間がかかります
乾燥途中に割れも発生しますので色々と大変な面もあります。
割れにくくするために木口に割れを防止するための処理をします
そうして少しずつ乾燥させていきます。

ここまで書きましたが乾燥方法の違いによって何か変わるわけではないように
見えますが大きな違いは、木に含まれている成分が残っているか残っていない
(すべてが抜けるわけではない)かです。
木の成分ですがこちらは60℃を境に抜けていきます。
せっかく無垢材を使っても集成材とあまり変わらないということになってきます。
乾燥方法というのはとても重要なことなのです。
木には防虫効果があるといわれていますがその効果が人工乾燥か
天然乾燥かで変わってきます。

次回は天然乾燥したときの木に含まれる成分(フィトンチッド)について

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